取材:大学と地域の連携

 12⽉11⽇(⽇曜⽇)日本薬科大学さいたまキャンパスにて、共助SDGsコバトン記者団第4回目の取材活動を行いました。日本薬科大学とNPO法人にこにこmama’sが協働して行うエディブルフラワーを使用した連携メニュー開発を中心に、日本薬科大学のSDGsの取組について取材を行いました。

日本薬科大学におけるSDGsの取組み

 初めに日本薬科大学地域連携室長の井上様より、大学ならではの研究や知見を活かした日本薬科大学におけるSDGsの取組みについてお話を伺いました。
 日本薬科大学は、自分たちが暮らす社会に対する責任として、教育・研究・社会貢献・地域貢献活動を通じて積極的にSDGsへの取組みを行っています。令和3年7月には、埼玉県SDGsパートナーに登録されました。
 共助SDGsコバトン記者団員からは、「大学は小中学校と同じで勉強するところだと思っていたのでSDGsの取組みをたくさん行っていて驚いた。」など初めて知る大学の取組みに驚いていました。

「エディブルフラワー」メニュー開発

 続いて、NPO法人にこにこmama’sの高橋様とマザーリリィの清水様より食べられる花「エディブルフラワー」を使ったメニュー開発の取組についてお話を伺いました。
 はじめに、エディブルフラワー生産者のマザーリリィ清水様より実際にエディブルフラワーを見せていただき、食用と観賞用の花の違いや、生産者として気をつけていることなど教えていただきました。
 次に、NPO法人にこにこmama’sの高橋様から、鴻巣市の官民連携パートナー事業者としての活動についてのお話をいただきました。日本薬科大学及び女子栄養大学と協働し、鴻巣市産のエディブルフラワーを使用したクッキーや地場産品を活用したメニューを学生と一緒に開発されています。開発したメニューは、令和4年4月にオープンする鴻巣市の施設で提供されるそうです。

みんなの意見を聞かせて!試食・アンケート体験

 最後に、日本薬科大学の産学官連携で開発中のお菓子を特別に試食させていただきました。実際に食べてどう感じたか、見た目はどうだったかなど商品開発に関わるアンケートに答え、貴重な経験をさせていただきました。

日本薬科大学キャンパス内を見学しよう!

 日本薬科大学が地域と連携して行うSDGsの取組や地域で活動するNPO法人の取組について学んだ後、広大なキャンパス内にある薬用植物園、漢方資料館、展望ラウンジを見学させていただきました。
 薬用植物園や漢方資料館では、実際に大学で研究されている先生方から薬の起源となっている植物や生薬、漢方薬などについて詳しく教えていただきました。コバトン記者団員からは、「この植物園にはエディブルフラワーはありますか︖」など今日の活動で学んだことについて質問がありました。

 展望ラウンジからは、澄み渡る空と紅葉した木々が眼下に広がっている様子を見ることができました。

 活動終了後のアンケートには、参加者それぞれの気づきや想いがたくさん書かれていました。寄せられたコメントの中から一部抜粋してご紹介します。

植物や自然をSDGsに使うという大学から世界へ向けての活動はすごいなぁと思いました。

小学6年生 Oさん

NPOと大学の連携は知らなかったので、地域の交流があっていいと思いました。

中学2年生 Yさん

大学は、教育・研究機関の役割だけでなく、地域貢献の役割も担っていることが改めて分かった。

大学2年生 Sさん

 令和3年度の共助SDGsコバトン記者団の取材活動は今回が最後になります。これまでの活動で学んだことや考えたこと、調べたことを次回の成果発表会で発表しましょう。